新病棟Ⅲ期棟コンセプト
【施設計画の重点事項(新病棟Ⅲ期棟)】
山梨大学医学部附属病院再整備事業の基本理念に基づき、新病棟Ⅲ期棟に対するコンセプトとその具現策を示します。
本病院の役割と患者ニーズに対応した施設整備
■患者動線・看護動線に配慮した設計
- 中央診療棟とⅡ期棟を接続する建物配置であり、患者の水平移動が迅速に行える施設整備を実施します。
高度医療人養成のための教育環境整備
■教育研修にも配慮した病棟設計
- 臨床教育部の機能強化として、病棟内にシミュレーションセンターを拡充整備します。シミュレーション機器を集約できるスペースを確保、手術や機能別のシミュレーション室を設置し、教育・研修環境を充足させ、実践的な教育や医療技術のさらなる向上を図ります。
病院運営・管理の効率化を推進し、安定経営を実現できる病院整備
■診療支援部門の拡充整備
- 診療支援部門である薬剤部及び臨床工学部を充足させ、動線の改善とともに診療支援機能の強化を図ります。
- 臨床工学部のスペース及び機能拡充により、院内機器の集中管理を推進して点検時間や経費削減を実施し、業務の効率化と医療機器の安全管理の向上を図ります。
■管理部門の集約及び拡充整備による安全な医療の提供
- 外来診療棟や中央診療棟に点在していた医療の質・安全管理部、感染制御部、看護部等の管理部門を診療支援棟に集約、十分なスペースを確保し業務の効率化を図ります。併せて、病棟に近い位置に配置することで、安全な医療の提供につなげます。
- システム更新を考慮したスペース拡充、SE作業室等の設置し、医療情報の適切な管理及び運営を可能とする医療情報部の拡張・機能強化の施設整備を実施します。